水玉螢之丞さんグッズ

私は大学時代に「こんなもんいかがっすかぁ」をリアルタイムで読んでいた関係で水玉さんのファンでした。ファンなので当然漫画やイラストだけで満足するはずもなくグッズが欲しかったのですが、当時は局所的に大人気だったせいなのか一向にグッズが出そうな気配がありませんでした・・・。
そんな中、大学を卒業して就職しても引き続きSF関連イベントに関わっていたおかげで1994年に水玉さんとある縁で知り合うことができ、某同人誌にご協力いただきました。ありがたいことです。

無駄に行動力のあった当時の私はこれはチャンスだ! と思いオリジナルグッズを自分で作ることにしました。同人の基本である「需要があるから作るのではなく供給がないから作る」そのままの行動です。
といっても何のグッズがするかは難しい問題です。ありふれたグッズでは面白くないので、いろいろと悩んでいたら、1995年のとある日、とあるPC関連の雑誌にマウスパッドのオーダーメイドの広告を見つけました。
水玉さんのグッズならPC関連でしょ! ということで早速行動開始。本来なら企業向け販促品とかの展開を考えていたであろうその会社へ連絡を取り詳細を聞き出しました。向こうもいきなり個人が同人グッズを注文に来るとは考えなかったろうと思います。
確かソフトタイプとハードタイプが選べて、ハードのほうが印刷品質が良かった記憶がありますが、価格の問題でソフトタイプに決定。この当時は1枚単価が高かったです。
そして無事にマウスパッド完成。1995年の冬コミで売るため、翌年の干支である子年とマウスパッドをかけてます。

確か100枚作って、1枚1000円だったかな? ほぼ原価で手間を考えたら赤字だった覚えがあります。この当時は同人グッズを作って売っているサークルはまだまだ少なく、オリジナルマウスパッドは他にほとんど見かけなかったと思います。同人印刷屋さんでマウスパッドなどのグッズを多く扱うようになるのはもう少し後のことですね。
この現物は2018年の 水玉螢之丞おしごといろいろ展 で展示されてました。

で、なんとこのマウスパッド、この公式ページのために資料を一通り漁っていたら、ちょっと変色してましたがビニールに入ったままの未使用品が2枚出てきました。F-CONに持っていこうかなぁ。

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