X2000環境向上委員会での活動2

ここでは暗黒星雲賞実行委員会名義以外での活動記録を紹介します。

1994年にX2000アニカラ専用歌本という特殊ジャンル本を作ると、当然?という感じで非常に反響がありました。

それで仲間内で使うと便利な本が、他人にも需要があると確信し、さらに使いやすいアニソン専用歌本を作ろう! と、翌年の冬コミ合わせで企画がスタートしました。

まず肝心の歌リストはX2000という制限を外し、当時雨後の筍のように増えていたカラオケ機種を全部カバーすることにしました。これが考えるのはいいけど調査が大変。まずマイナー機種は設置してあるカラオケ屋を探すこと自体が難しい。実際にカラオケ屋に行ってもその中からアニソンを探し出して記録するのも一苦労。どうしても見つからない機種に関してはその会社に連絡して歌本を入手したりしてました。
また、JASRAC に許可を取って正式に歌い出しだけでも歌詞データも載せようかとも思いましたが、JASRAC からの返事は100万以上払え、というものであったため、既存のカラオケの歌本はどうなるのか、何文字なら許されるのかなどなど JASRACから規約の書類まで取り寄せてさんざ喧嘩した挙げ句諦めました。

本の構成としてはアニメ絵と特撮の区別をなくし、「番組別」「歌手別」と大きく分け、追加で「あいまい番組表」というもの入れました。これは番組別の表で正式な番組名が思い出せないために目当ての曲が見つからないことが無いように、50音順に並んだ通称や略した番組名から正式名を調べることができるものです。本当に役に立ちましたw

表紙(よく見るとチャイナの柄がドラえもんとエヴァ)

その結果ページ数は大幅に増えて驚きの200ページ。多数の機種を横に並べた表がメインのためA5横綴じ。各機種の曲番号は表を見やすくするため、機種ごとに数字のフォントを変えてました。これはTrueTypeフォントが大量に増えたWindows95のおかげです。
歌のデータ管理と原稿作成はMicrosoft のワード、エクセル、アクセスをフル活用しました。ゲスト参加も前回メンバーを中心にコネを頼りさらに豪華になりました。皆さん、ありがとうございました。
本の名前は色々と候補はありましたが「みんなのうた」になりました。身の回りのみんなにとってはまさに「みんなのうた」を集めた本です。

裏表紙(掲載した機種が描いてあります)

表紙は立花晶さんと、あさりよしとおさんの合作です。A3に描いていただきたものを上下分割して表と裏表紙に使ってます。他にも引き続き欄外ネタとか、ページ数が多いのでパラパラまんがを付けたりと思いつきで楽しそうなことを色々やってみましたが、自分で自分の首を絞める結果となり思った以上に大変でした。
そして1995年の冬コミで初売り。確か1000部作成して1000円だったと思います。個人でこのページ数で1000部作成は金額的にも置き場所的にも大変で、押し入れが占拠されてボーナスも消えてしまいました。

ゲスト一覧:あさりよしとお 様、有馬啓太郎 様、押田J.O 様、CAT 様、くさもちあづき 様、紅丸 様、くら☆りっさ 様、しまたかし 様、篠原真紀子 様、園田健一 様、滝沢ひろゆき 様、立花晶 様、ちび 様、寺島令子 様、直 様、平岡也朋 様、水玉螢之丞 様(50音順)

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