水玉螢之丞さんグッズ その２

マウスパッドの作成で調子に乗った私は、次のグッズとして日常に使えるグッズはやはりマグカップだろうと思い立ちました。ですがSFものの私はマグカップだけでは面白くないので、他の人達が作っていないものは何かないのか？ ということで何故か湯呑みも一緒に作ることになりました。

といってもマグカップは当時でも探せば作っている同人印刷屋さんがあったかもしれませんが、湯呑みなんてなかなかないと思います。そこでまたSF関連のツテで大学のとき住んでいた金沢の某食器屋さんに連絡を取り、無地のマグカップと湯呑みをいくつか提案してもらいました。そして使用する絵の注意点やら色の制限やらを教えてもらい、それをもとに水玉さんに原稿をお願いして無事完成。

当時はプリンタで絵をつけるなんてものはなかったので、色ごとに版を作り処理をするため色数が増えるごとに経費がかかりました。市販品でも１色か２色が多かった時代ですが、これは私が欲しい物を作るという発想がもとなので、黒+緑+薄茶と３色使っています。きちんと焼きで固定しているためで、絵の部分の手触りもなめらかで普通の業務用と同じ品質のものとなっています。ちなみそれぞれ100個ずつ作成し、売値はほぼ原価の1000円でした。これもコミケとSF大会で販売してました。現在は自分で使用している1組のみ手元にあるだけで残念ながら在庫はありません。

この原稿も水玉螢之丞おしごといろいろ展の協力時に提供したところ、いつの間にかポスターに採用されていました。