第7回暗黒星雲賞 in AKICON での出来事/幸運部門誕生!

このころになると大会経験の浅い参加者やスタッフさんの中に「暗黒星雲賞は権威ある賞」と勘違いするようになってきたり、組織票で暗黒星雲賞を取ろうとする方々が増えてきていて、ちょっと困っていました。

この状況に変化を起こそうと「特に努力しなくても暗黒星雲賞が取れる」ことを目標に対策を色々と考え、昨年のコクラノミコン直前くらいにSF大会参加者から誰か一人をランダムに選んで受賞させようと思いつき「暗黒星雲賞 幸運部門」という名前も同時に思いつきました。
が、その選考方法や表彰状の用意、受賞者がいなかったときの対策などが詰めきれなかったためコクラノミコンでの開催は諦め、色々と検討をして準備を整えAKICONで初開催となりました。具体的な対策は

  1. 投票箱の中から一枚用紙を選び、その記入者を受賞者とする。
  2. そのために、いままでは表彰状と副賞のみをステージに置いていたが、投票箱も置く。
  3. 有効な投票のみから選ぶため、投票箱からは無記名や一人で大量投票しているもの等の無効票を除いておく。
  4. 一枚選んだら、その記入者を受賞者としてステージから呼び出す。
  5. 受賞者が現れなかったらすぐに次の受賞者を選ぶ。現れるまで繰り返し続ける。
  6. 表彰状は受賞者名以外は予め準備しておき、受賞者が現れたらステージ上で記入する。

となりました。この最初の幸運部門開催はみんなを驚かせるため暗黒星雲賞関係者の一部以外には秘密にしていて、なんとAKICON実行委員会にも知らせていませんでした。ステージの打ち合わせでも、全部門発表後におまけの発表をするけども進行は全て暗黒星雲賞側でするのでまかせてください。としていた記憶があります。

実際の表彰式では、いつも行っているの締めの挨拶で
「最近は暗黒星雲賞を取ろうとしてる人が増えてきている。このままでは権威や名誉がついてしまう」
「その状況を変えるために今回急遽部門を増やしました、その名も暗黒星雲賞 幸運部門」
というようなことを言ったあと、ステージに置いてあった投票箱を指差し「ここに今回の有効投票が全部入っています」といった瞬間に会場から大きな笑いが。皆さん理解が早くてありがたいです。

この幸運部門は非常に評判が良く、また受賞したい方たちからの投票率アップという副作用もあり、無事定番となりました。

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