第2回暗黒星雲賞 in HAMACONの出来事

とりあえず第1回を開催しましたが、それ以降も続けるかは大会当日の時点では決めていませんでした。しかし、あまりにも不完全燃焼だったので、翌年の日本SF大会HAMACONで第2回を開催することに決めました。i-CONでは翌年のHAMACONと協力体制が出来ていてスタッフの交流もあり、私もHAMACONのスタッフとして登録されていました。しかもi-CONのときは大学の関係で金沢に住んでいましたが、HAMACON開催時には大学を卒業して就職し、私の実家がある横浜に住んでいる予定だったからです。なんどSF大会の方が僕を追いかけてきていました。

が、ここで緊急事態。入社した会社の研修ということで、半年間、岩手県の盛岡に行くことになってしまいました。当然HAMACON開催時も盛岡住まいです。ですので、前回のように大会のスタッフとして内部でいろいろと手を回すということは難しくなりました。そのため外部にいても企画がうまく出来るように、第1回から色々と変更することにしました。

  1. 副賞は大会で使用したもののなかから、不要になったものを手に入れる → 委員長が勝手に決めて、どこかから入手。
  2. 投票用紙はプログラムに挿みこむ → 投票箱の横に置く。
  3. 投票用紙は一人一枚 → 一人一部門につき一枚で、投票する部門も指定する。多重投票されないよう記名式にする。
  4. 表彰状作成用のワープロを委員会に頼らずに、個人で用意する。

後々、暗黒星雲賞の標準的な形になることがほぼ出てきました。なにが幸いするかわかりません。
ワープロに関しては現金もクレジットカードも持っていなかったので、第1回で借りて使用したものと同機種を近くのお店で分割払いで買いました。
下の写真がそうですが、いろいろな大会に持っていったため、そこの機材と混ざるのを避けるため段々と装飾が増えていきました。

第10回くらいまで表彰状作成に活躍してくれたワープロ、書院

副賞は、大会内のものは使えないので、SFとは全く関係ないですが、この年にバルセロナオリンピックなどで話題になったスペインの国旗に決めて購入までしたのですが、その後にSF大会実行委員会から、「中国射撃ツアーが副賞に決まったから」、、しかも招待は一人のみだという連絡があり、ええ??? という事態に。
招待が一人ということは、確実に一人の人間が賞をもらわなければならないということです。建物やら現象、団体が受賞したら困ります。そのため、ゲスト部門の追加の副賞ということでなんとか収まりました。受賞された堀晃先生は楽しんでこられたようです。

このときの投票数は、昨年よりは確実に増えましたが、100票あったかな?程度でした。しかし今回はメインのスタッフでなかったこともあり、宣伝、開票、表彰状作成が予定通り進行し、クロージング開始前に作成したばかりの表彰状を使っての表彰式を行えました。
また、矢野先生は最初の発表時にはステージには(突然の発表で)来られませんでしたが、その後、衣装を着てステージまで来ていらっしゃったので、追加で表彰が行えたことも知名度アップには貢献したのではないかと思います。

という感じで第2回は忙しくはあったけれども、第1回よりはかなりうまく企画が進行しました。次のDAICON6とも実行委員会およびスタッフ間で連携があったため、そのまま第3回を開催することとなります。

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